DCM や BPM など、使用中のツールとシームレスに統合する方法として、Studio 内で既に使用されている入力および出力引数を公開しました。これは、作成したプロセスは、Orchestrator API またはインターフェイスを介して、入力引数を受け取るとともに、上記のすべての出力が返されることを意味します。最後に付け加えると、これはプロセス間連携への足がかりとなるものです。この拡張性により、貴社のエコシステムに UiPath をよりスムーズに統合できるようになります。
重要
他のアプリに公開されるのは、Studio でメインとしてマークされている
.xaml
の入力、出力、入力/出力の引数のみです。
引数はプロジェクトのproject.json
に保存されます。
Studio での設計時に、既定値の有無を問わず、入力および出力の引数を受け入れるように設定することにより、これらの引数をサードパーティー アプリや Orchestrator で使用できるようになります。Studio プロジェクトに該当する引数をあらかじめ追加することにより、Orchestrator やサードパーティー アプリで入力引数と出力引数を利用できます。これらの引数が Studio で追加されていない場合は、次のメッセージが表示されます。「このバージョンは入力引数が未定義です。」
プロジェクトの入力、出力、入力/出力の引数は、Orchestrator にパブリッシュされることで、入力引数と出力引数になります。入力/出力引数については、Orchestrator で 2 つの引数 (入力引数と出力引数) が同じ名前で作成され、表示されます。
引数値を指定する
値の設定は入力引数に対してのみ可能で、次のように、Studio、Orchestrator、Orchestrator API のいずれかを使用します。
Studio
引数を作成する際の既定値として入力できます。簡単な例は、こちらで確認できます。Studio で引数に対して設定した既定値は、プロセス レベルでもジョブ レベルでも、Orchestrator で上書きすることができます。
重要
Studio で入力引数に設定されている既定値は、レベルを問わず、Orchestrator では表示されません。
Orchestrator
- At process level - in the Arguments tab of the View Process window, as explained here.
- At job level - in the Arguments tab of the Start Job window, as explained here.
- At schedule level - in the Arguments tab of the Add Schedule window, as explained here.
注:
Orchestrator のプロセス レベルで入力引数として入力した値は、新しいパッケージのバージョンが引数の定義に関係していない限り、パッケージの更新時にも維持されます。
Orchestrator で入力引数を設定する場合、JSON 形式で設定する必要があります。次の例のようにします。
- 文字列 - 値は引用符で囲む必要があります。例:
string
- Int32 型 - 値を整数で指定します。例:
11
- ブール型 - true または false を選択する 2 つのラジオ ボタンが表示されます。
- ダブル型 - 浮動小数値として値を設定します。例:
3.5
- 日時型 - 有効な JSON として値を設定します。例:
"2012-04-23T18:25:43.511Z"
- 配列型 - 有効な JSON として値を設定します。例:
[1, 1, 2, 3, 5, 8]
または["firstString", "secondString"]
重要
いずれの種類の入力引数も使用できますが、Orchestrator が検証するのはプリミティブのみです。
Orchestrator API
- パッケージ レベル -
/odata/Processes/UiPath.Server.Configuration.OData.SetArguments(key='key')
エンドポイントに入力します。 - プロセス レベル -
/odata/Releases(Id)
エンドポイントへの PATCH 要求として入力します。 - ジョブ レベル -
/odata/Jobs/UiPath.Server.Configuration.OData.StartJobs
エンドポイントへの POST 要求として入力します。 - スケジュール レベル -
/odata/ProcessSchedules
エンドポイントへの POST 要求として入力します。
注:
API 呼び出しでは、入力引数の JSON 表現は、引数名、エスケープされた文字、スペース、ブラケット (かっこ)、引数の値を含め、全体で 10,000 文字以下となっています。
引数値を表示する
入力引数の値は次のようにマークされます。
- 値がありません - プロセス、ジョブ、スケジュール、パッケージ (Studio) のいずれのレベルでも、引数に値が設定されていません。
- パッケージから継承しました - 値が Studio で既定として設定されている場合です。このメッセージは、特定のパッケージの [引数] ウィンドウ、および [プロセスを表示] ウィンドウ、[ジョブを開始] ウィンドウ、[スケジュールを追加] ウィンドウに表示されます。
- プロセスから継承しました - 値がプロセス レベルで ([プロセスを表示] ウィンドウで) 設定された場合。このメッセージは、[ジョブを開始] および [スケジュールを追加] ウィンドウに表示されます。[プロセスを表示] ウィンドウには、値そのものが表示されます。

入力引数または出力引数の値が存在する場合、それらは [ジョブの詳細] ウィンドウに表示されます。次の場合には、入力値が上記のウィンドウに表示されます。
- 入力値がプロセス レベルで追加された場合
- 入力値がジョブ レベルで追加された場合
You can also view input and output arguments at the package level, in the Package Versions window. For more information, see the Managing Packages.
重要
作成したワークフローを v2018.3 より前のバージョンの Orchestrator にパブリッシュした場合、
Main.xaml
ファイルの入力および出力引数を表示するには、v2018.3 以降の Robot への再アップロードが必要になります。
引数の権限
The following permissions are required in relation to input and output arguments in Orchestrator:
- パッケージ レベル - パッケージに関する [表示] 権限
- プロセス レベル - プロセスに関する [表示] および [編集] 権限
- ジョブ レベル - ジョブに関する [作成] 権限
- トリガー レベル - スケジュールに関する [作成] および/または [編集] 権限
1 年前に更新