アクティビティ フィードについて
Studio は NuGet フィードを使用してアクティビティ パッケージをインストールします。これらのフィードは、Studio で 2 つの方法で処理できます。
- アプリケーション レベル - フィードは [設定] > [パッケージ ソースを管理] タブから構成されます。
- プロジェクト レベル - フィードはリボンで [パッケージを管理] ボタンから構成されます。
アクティビティ フィードを無効化するには、対応するチェックボックスをオフにする必要があります。フィードの有効化または無効化は、プロジェクト レベルとアプリケーション レベルの両方で適用可能です。
Studio では、以下のアクティビティ フィードが既定で設定されています。
- Orchestrator テナントおよび Orchestrator ホスト - ロボットが Orchestrator に接続されている場合はこれらのアクティビティ フィードが既定で追加され、無効化することはできません。Orchestrator テナント オプションは、Orchestrator でテナント ライブラリ フィードが有効な場合にのみ利用できます。詳しくは、『Orchestrator ガイド』の「アクティビティ フィードについて」をご覧ください。このフィードのソースは
https://[Orchestrator_host]/nuget/activities
です。 - ローカル - このフィードは、Studio を
.msi
インストーラーでインストールする際に除外できます。ローカル アクティビティ フィードをインストールしない場合もフォルダーは作成されますが、既定のアクティビティ、UiPath.UIAutomation.Activities
、UiPath.System.Activities
、UiPath.Excel.Activities
、およびUiPath.Mail.Activities
のみが含まれ、プロジェクトに以前設定された依存関係が適用されます。インストールする場合は、このフィードのソースは%ProgramFiles(x86)%\UiPath\Studio\Packages
です。既定のアクティビティ パッケージのリストについては、こちらをご覧ください。 - オフィシャル - UiPath の公式のフィードです。UiPath が公式にサポートしているアクティビティ パッケージが含まれています。このフィードのソースは
https://www.myget.org/F/workflow/
です。 - Marketplace - This public feed contains all the activities published on the UiPath Marketplace. Please note that whether or not packages are built and officially supported by UiPath is specifically stated in the Manage Packages window, Package Information tab. This feed has the following source:
https://gallery.uipath.com/api/v2
.
なお、パートナーまたは Marketplace コミュニティより作成されたパッケージの掲載取り下げを UiPath がコントロールすることはできません。ただし、リストに表示されていないパッケージはアクティブな状態に保たれるため、実行は可能です。

注:
フィードの設定は、Studio の新しいバージョンにアップグレードしても維持されます。
フィードの管理と設定は、ガバナンス ポリシーが適用されていなければ、[パッケージを管理] ウィンドウで行うことができます。ポリシーが適用されていて、フィード管理に関する権限を制限している場合は、ウィンドウにメッセージが表示されます。ガバナンスの詳細を確認してください。
カスタム フィードを追加する
注:
エンタープライズ インストールの場合、カスタム アクティビティ フィードはそのユーザーの Studio から開始したワークフローでのみで使用できます。 Orchestrator またはエージェント (ロボット トレイ) から同じマシンでジョブを開始すると、ロボットは適切なパッケージを取得できなくなります。 これを回避するには、以下の方法に代わり ActivitiesFeed プロパティの
UiPath.settings
ファイルにカスタム フィードを追加する必要があります。
- [パッケージを管理] ウィンドウで、[設定] をクリックします。パッケージのソースが表示されます。

ボタンをクリックして、[ユーザー定義のパッケージ ソース] カテゴリにフィードを追加します。
- パッケージソースの名前または NuGet フィードの名前を入力します。
- [ソース] フィールドに、ローカル ドライブのフォルダー パス、共有ネットワーク フォルダーのパス、または NuGet フィードの URL を入力します。
- [追加] をクリックします。[パッケージを管理] ウィンドウの [ユーザーが定義したパッケージ ソース] および [すべてのパッケージ] カテゴリに、新しいフィードが自動的に追加されます。既定では、このフィールドは有効化されています。
- [保存] をクリックしてすべての変更を適用します。
ユーザーが定義したパッケージ ソースと既定のパッケージ ソースは、[パッケージを管理] ウィンドウで有効化/無効化できます。
フィードは即座に追加されます。フィードを追加した後に、[閉じる] ボタンまたは [キャンセル] ボタンをクリックしても、変更を元に戻すことはできません。
注:
カスタム フィードに破損したパッケージまたはエディターで現在変更されているパッケージが含まれている場合、パッケージ マネージャーはフィード内のパッケージを読み込むことができません。
セキュリティで保護されたフィードを追加する
認証が必要なカスタムの NuGet フィードを追加する場合には、ここで説明する手順に従ってください。
NuGet フィード、ユーザー名、パスワードを NuGet.config
ファイル (パス:%AppData%\NuGet
) に追加する必要があります。完了すると、フィードが [パッケージを管理] ウィンドウに表示されるはずです。
<packageSources>
<add key="nuget.org" value="https://api.nuget.org/v3/index.json" />
<add key="FeedName" value="https://FeedSource" />
</packageSources>
<packageSourceCredentials>
<FeedName>
<add key="Username" value="YourUsername" />
<add key="Password" value="YourPassword" />
</FeedName>
</packageSourceCredentials>
非暗号化されたパスワードを使用する場合は、key="Password"
を key="ClearTextPassword"
で置き換える必要があることに注意してください。
カスタム フィードを削除する
注:
[パッケージを管理] ウィンドウから削除できるのは、ユーザーが定義したパッケージ ソースのみです。
- [設定] カテゴリの [ユーザーが定義したパッケージソース] セクションで任意のフィードをクリックします。
- [削除]
ボタンをクリックします。そのフィードは、[すべてのパッケージ] カテゴリと [ユーザーが定義したパッケージソース] セクションから削除されます。
- [保存] をクリックして変更を適用します。
フィードは即座に削除されます。既定のフィードまたはカスタム フィードを削除した後に、[閉じる] ボタンまたは [キャンセル] ボタンをクリックしても、変更を元に戻すことはできません。
プロキシ サーバー経由でフィードに接続する
お使いのコンピューターがプロキシ サーバーの内側にある場合は、ネットワークの外側にあるフィードにアクセスできるように NuGet プロキシの設定を行う必要があります。
- https://www.nuget.org/downloads から nuget.exe をダウンロードします。
- nuget.exe がダウンロードされたフォルダー内でコマンド プロンプト ウィンドウを開き、以下のコマンドを実行してプロキシ サーバーのアドレス、ユーザー名、パスワードを設定します。
nuget.exe config -set http_proxy=<http://proxy.server.address:port>
nuget.exe config -set http_proxy.user=<mydomain\myUserName>
nuget.exe config -set http_proxy.password=<myPassword>
%AppData%\NuGet
にあるファイルNuGet.config
が新しい設定に更新されていることを確認します。
<config>
<add key="http_proxy" value="http://proxy.server.address:port" />
<add key="http_proxy.user" value="mydomain\myUserName" />
<add key="http_proxy.password" value="myEencryptedPassword" />
</config>
- Studio を再起動します。
パッケージを管理する
Package Manager の機能により、アクティビティ パッケージ、ライブラリ、フレームワーク、ラッパーなどをダウンロードできます。また、プロジェクトのためにインストール済みのものの表示や更新、独自のものの追加や削除も可能です。フィードごとに使用可能なパッケージのリストが表示され、現在のプロジェクトごとに依存関係のリストが表示されます。[パッケージを管理] ウィンドウには、常に [プロジェクト依存関係] リストが表示されます。

アクティビティ パッケージは、特定のアプリケーションの自動化 (UiPath.Excel.Activities, UiPath.Word.Activities
)、アプリケーションのカテゴリの自動化 (UiPath.Mail.Activities, UiPath.Terminal.Activities
)、またはオートメーション内の特定のテクノロジの使用 (UiPath.OCR.Activities, UiPath.FTP.Activities
) に役立つアクティビティのバンドルです。
パッケージに関する詳細は、前のスクリーンショットに示すように [パッケージを管理] ウィンドウの右側のパネルに表示されます。
注:
NuGet v3 の制約により、アクティビティ パッケージのリリース ノートは、[パッケージを管理] ウィンドウには表示されません。
検索バーの横にある [プレリリースを含む] チェックボックスをオンにすると、ライブラリパッケージ (使用可能な場合) のベータ版が表示されます。
プロジェクトの依存関係の説明が [パッケージを管理] ウィンドウに表示されない場合は、[プレリリースを含める] チェックボックスをオンにします。
重要:
UiPath.UIAutomation.Activities
パッケージとUiPath.System.Activities
パッケージは、Studio v2018.3 以降に対応しています。
パッケージをインストールする
注:
アクティビティ パッケージのダウンロードとインストールにはインターネット接続が必要です。
重要
組織で適用されているパッケージ署名が使用されている場合は、公式のパッケージをインストールできるように、信頼された UiPath 証明書を追加する必要があります。詳細については、こちらをご覧ください。
- [パッケージを管理] ウィンドウで、[すべてのパッケージ] カテゴリを選択します。フィードから収集されたすべてのパッケージのリストが開きます。

- インストールするパッケージを以下の方法で見つけます。
- リストを下にスクロールしながらパッケージを探します。
- 名前または説明の一部を検索バーに入力して、パッケージを検索します。
- 検索バーの横にあるフィルター
アイコンをクリックし、表示したいオプションだけを選択して、リストをフィルター処理します。
- プレリリースを含む - パッケージのベータ版を含める (該当する場合)。
- UiPath のみ - UiPath がパブリッシュしたパッケージだけを表示。
- アクティビティのみ - アクティビティ パッケージだけを表示。
- ライブラリのみ - ライブラリだけを表示。
- UI ライブラリのみ - オブジェクト リポジトリからパブリッシュされた UI ライブラリだけを表示。
- アクティビティ パッケージを選択して、その説明、バージョン、依存関係、プロジェクト URL、パブリッシュ日を確認します。
- [バージョン] の横のドロップダウン リストをクリックして、パッケージのバージョンを選択し、[ランタイム ルール] を設定します。プロジェクトの依存関係に関するランタイム ルールの詳細については、「依存関係の管理」ページをご覧ください。
- [インストール] ボタンをクリックします。または、パッケージ名の横にある
アイコンをクリックします。インストールの準備が完了すると、
アイコンになります。
- [ライセンスへの同意] ウィンドウには、インストールする他社製パッケージのそれぞれに対するライセンス条項が表示されます。ライセンス条項を読むには、[ライセンスを確認] をクリックします。
- ライセンス契約の条件に同意してパッケージをインストールするには、[同意する] をクリックします。
- インストールをキャンセルして [パッケージ管理] ウィンドウに戻るには、[I Decline (同意しない)] をクリックします。
注:
UiPath のパッケージとそれらの依存関係に対する利用規約には、Studio のインストール時に暗黙的に同意しています。UiPath の利用規約とプライバシー ポリシーをお読みください。
- [保存] をクリックすると、パッケージがインストールされるかバージョンが更新されます。
注:
アクティビティ パッケージのインストール時にパスが破損した場合は、インストールが完了しません。次のローカル フォルダー
%userprofile%\.nuget\packages
および%userprofile%\AppData\Local\UiPath\.cache
のコンテンツをバックアップしてから、消去することをお勧めします。
パッケージをアンインストールする
パッケージをアンインストールするには、[プロジェクト依存関係] カテゴリに移動し、使用しなくなったパッケージの横にある [アンインストール] ボタンをクリックします。[保存] をクリックしてはじめてパッケージが削除されます。
オートメーション プロジェクトの実行時には、[パッケージを管理] ボタンが無効化されます。実行が停止されるまで、アクティビティ パッケージのインストールや削除はできません。
パッケージのダウンロード フォルダーを変更する
既定では、アクティビティ パッケージは %userprofile%\.nuget\packages
フォルダーにダウンロード・インストールされます。別のフォルダーを設定するには、次のいずれかの方法で行います。
-
During installation, by installing from the command line with the option
PACKAGES_FOLDER
. -
インストール後の場合、
uipath.config
ファイルを手動で編集する。- テキスト エディターで
uipath.config
ファイルを開きます。既定では、このファイルはC:\Program Files (x86)\UiPath\Studio
にあります。 - ノード
packageSettings
に、新しいフォルダーへのパスを値として含めたキーpackagesInstallationFolder
を追加します。 - 変更を保存し、Robot がサービスとしてインストールされている場合は、サービスを再起動します。
たとえば、ダウンロードする場所を
C:\nuget
に変更するには、uipath.config
ファイルに以下を追加します。 - テキスト エディターで
<packageSettings>
<add key="packagesInstallationFolder" value="C:\nuget" />
</packageSettings>
1 年前に更新