公開日: 2022 年 5 月 9 日
更新内容
.NET 6 への移行
Studio が .NET の最新のリリースである .NET 6 を使用するようになりました。これに伴い、Windows プロジェクトとクロスプラットフォーム プロジェクトも .NET 6 を対象とするようになりました。
プロジェクトへのタグの追加
Organizing your automations is now easier with the introduction of project tags. Tags you add to projects are included in the published packages and can be applied to Orchestrator processes, making them easier to find. You can define two types of tags - labels and properties (key-value pairs) from the project settings or from the publish wizard by creating new tags or reusing tags that are already defined in Orchestrator. See Organizing resources with tags to find out more about tags in Orchestrator.

ワークフロー アナライザーでエラーが検出されたプロジェクト - リモート リポジトリへの送信防止機能
We’ve added a new way in which you can ensure automation best practices are followed. You can now prevent projects with Workflow Analyzer errors from being sent to remote repositories by enabling the option Enforce Analyzer before Push/Check-in located in Studio Backstage View > Settings > Design. Organizations can control this setting using governance policies.
ワークフローのインポート時の依存関係更新機能
To help you avoid unresolved activities when you import a workflow into a project, Studio now checks the dependencies of the project from which the file is imported, notifies you if any discrepancies are found, and prompts you to install missing packages and update packages that use an older version in the current project. For more information about importing files, see Context Menu for Projects.

OAuth 2.0 ベースのフレームワークを使用したロボットの認証
In this release, we ship a new robot authentication mechanism that uses the OAuth 2.0 framework as the basis for its authentication protocol, meaning unattended robots can connect to Orchestrator using a client ID - client secret pair generated via machine template objects. The client ID - client secret pair generates a token that authorizes the connection and provides the robot with access to Orchestrator resources.
クライアント資格情報を使用すると、UiPath Robot はユーザーを偽装することなく、自身の資格情報を用いてリソースにアクセスできます。ロボットが Orchestrator からリソースを要求する際は、認証にユーザーが関与しないため、操作を実行するための認可がロボット自体に付与されている必要があります。
Instructions for RPA developers and attended users on how to connect their robots to Orchestrator from the Assistant and from.Studio.
クロスプラットフォーム プロジェクトにおける UI Automation
The UI Automation activities package now supports cross-platform projects and is a default dependency in all projects with the cross-platform compatibility. You can use the activities in this package to automate tasks performed in the Chrome web browser. Please note that the package does not support cross-platform projects for which the Starts in Background project setting is enabled. For more information, see Chrome Automation on Linux Robots.
プロジェクト テンプレート - カスタマイズ可能なフィールド
We’ve added customizable fields to our templates, allowing a template to become a sample task with activities in place that you can configure by filling in the blank fields with your data.
When creating a template, you can mark and unmark fields as customizable by using the Plus menu and selecting Mark as customizable or Unmark as customizable. Customizable fields are marked with an icon and the data inside is cleared when the template is published.
テスト オートメーションの新しい機能
Data Service を使用したデータ ドリブンなテスト
UiPath Data Service を使用することで、データ ドリブンなテストで使用できるデータ ソースの種類が増えます。Data Service のエンティティをテスト ケースのデータとして集約できます。データを条件ごとにフィルター処理し、テスト ケースの構築時に引数として使用します。
This feature requires an Automation Cloud license.
For more information, see Testing through Data Service.
自動生成データを使用したデータ ドリブンなテスト
テスト作業で使用できる追加のデータ ソースとして、自動生成データが登場しました。値を生成することで、ワークフローの条件を解決し、高いアクティビティ カバレッジを実現します。
Test workflows using auto-generated values.
記述子のカバレッジ
Validation across Selectors and Object Repository items is now available with Descriptor coverage. See if your targets are indicated correctly by looking at the selector coverage of your test executions.
改良点
パフォーマンスと使用性
- Studio でさまざまな機能強化を行ったことにより、起動速度が 33% 向上し、プロジェクトを開いて作成する速度が 14% 向上しました。また、多数のファイルを含むプロジェクトでソース管理に変更を送信する速度が向上しました。プロジェクト読み込み中のユーザー エクスペリエンスを向上させるため、依存関係の追加と復元の進行状況に関する詳しい情報が表示されるようにしました。
- Windows およびクロスプラットフォーム プロジェクトのコンパイル速度が、実行時とパブリッシュ時の両方で向上しました。また、プロジェクトの実行時に、実行と実行の間でプロジェクトを閉じて再度開いた場合でも、最後の実行以降に変更されたファイルのみが再コンパイルされるようになりました。
- プロジェクトを開いた後ワークフロー アナライザーが初めて実行される時にのみ、プロジェクトの完全な分析と検証が実行されるようになりました。その後の分析では、最後に実行された分析以降に変更されたファイルのみが確認されます。
- Windows タスク バーに表示される Studio のアイコンが、デバッグの停止時に点滅するようになりました。これにより、実行が正常に完了した、ブレークポイントに到達した、アクティビティが中断した、または例外が発生したことが簡単に認識できます。
- ブレークポイントに到達してデバッグが一時停止した場合に、Windows タスク バーに表示される Studio のサムネイル プレビューに [続行] ボタンが表示されるようになりました。このボタンを使用すると、実行をすばやく続行できます。
- Studio の Backstage ビューの [ツール] ページがさらに便利に使いやすくなりました。
- アプリと拡張機能を別々のタブに分けました。
- 拡張機能が既にインストールされている場合は、[インストール済み] のラベルが表示されます。
- 拡張機能をインストールするだけでなく、アンインストールできるようになりました。拡張機能上でホバーすると、現在のステータスに応じてその拡張機能の [インストール] ボタンまたは [アンインストール] ボタンが表示されます。
- [プラグイン] タブを新しく追加しました。このタブには、ソース管理プラグイン ([設定] > [チーム] から移動) およびテスト オートメーション プラグインの設定が含まれています。
- Studio ウィンドウの既定のサイズを 1280x680 ピクセルに、最小サイズを 1024x640 ピクセルに変更しました。
- すべての要素をキャプチャ ウィザードで特定の要素が正しく識別されない場合に、[問題を報告] オプションを使用してウィザードから直接バグを報告できるようになりました。この機能を使用すると、予期しない結果を含む領域の画像が添付されたレポートを UiPath に送信できます。このデータは、その後の検出機能の向上に役立てられます。
- The menu displayed when you click the Plus
button on the right side of activity fields now includes the option to create a variable.
- A new option called Choose Date/Time has been added to the Plus
menu for fields that support TimeSpan values.
Studio インストーラー
The Studio installer has received a few updates:
- カスタム インストールで、Studio と Robot を現在のユーザーにインストールするか、マシン上のすべてのユーザーにインストールするかを選択できるようになりました。
- ローカル アクティビティ フィードが常にインストールされるようになりました。また、このフィードを無効化するオプションがインストール ウィザードで利用できなくなりました。
- To reduce the size of the Studio MSI installer, the UiPath.IntelligentOCR.Activities package is no longer included in the installer, and therefore not available in the local activities feed. The package is available for installation in the Official UiPath feed. If Studio is installed on a computer that is not connected to the internet, you can download UiPath.IntelligentOCR.Activities v6.0.1 on another computer and copy it to the Studio computer. For more information, see Managing Activities Packages.
- アンインストール時または更新時に表示されていた、開いている特定のアプリケーションを閉じるよう促す不要なメッセージが表示されないようにしました。
- When the options you select in the Studio installer cause the installation to require elevated privileges, the
icon is now displayed on the Install button to indicate administrator rights are needed to continue.
リモート デバッグ
- Remote debugging with an unattended robot connection now supports remote robots that are not the same version as Studio. For remote machine connections, the Studio and Robot versions must match.
- Unattended ロボット接続によるリモート デバッグで、リモート実行を開始せずに Studio を閉じた場合に、接続されたマシン上のリモート デバッグ エージェントが自動的に停止するようになりました。
テスト オートメーション
テスト エクスプローラー
- [テスト エクスプローラー] パネルでは、データ ドリブンなテスト ケースが既に折りたたまれているので、多数のファイルを含むテスト オートメーションのフォルダーをすばやく確認できます。新しく追加された 2 つのボタンをクリックすることで、ワークフローとテスト ケースのパネル内の情報を展開または折りたたむことができます。また、各テスト ケースのバリエーションの数も確認できるようになりました。
- Test Explorer のコンテキスト メニューから、テスト データの追加、更新、削除ができるようになりました。
- [編集ステータス] でフィルター処理すると、実行から除外されたワークフローの数または進行中のテスト ケースの数を確認できます。
バックグラウンド プロセスのサポート
テスト オートメーション プロジェクトはバックグラウンド プロセスをサポートします。つまり、1 つのロボットでテスト ケースを並列実行できます。
アクセシビリティのショートカット キー
必要なテスト オートメーション機能を見つけられるように、キーボード ショートカットを追加しました。
ユーザー エクスペリエンス
- [テスト エクスプローラ―] パネルで、実行された各テストの実行時間を確認できます。
- データのバリエーションは、対応するインデックス順序に基づいて表示されます。各項目にカーソルを置くと、すべての引数と関連する値のリスト ビューが表示されます。
UiPath Activities API のリリース ノート
The UiPath.Activities.Api SDK package now has its own release notes page where you can see what's changed starting with version 21.10.3.
今後の非推奨化予定
Windows レガシ対応のプロジェクトの作成がサポートされるのは、Studio の v.2022.10 のリリースが最後です。v2023.4 の Studio では Windows プロジェクトまたはクロスプラットフォーム プロジェクトを作成でき、以前のバージョンの Studio で作成した Windows レガシ プロジェクトは開いて編集する操作しか行えません。v2022.10 の Studio からは、Windows レガシ プロジェクトを Windows プロジェクトに変換するための移行ツールを利用できるようになります。
Erratum 21 July 2022: The end of support for creating Windows-legacy projects was initially announced for Studio 2022.10. This change is now planned for Studio 2023.4.
重大な変更
When sending Studio usage data to Application Insights was enabled in Studio 2021.10, the NewProject event was generated twice, first when the user selected to create a new project in the Studio Backstage View, and again when the user clicked the Create button in the new project dialog. For better clarity, the event generated when the user clicks the Create button in the new project dialog has been renamed NewProjectCreated.
バグ修正
- ポーランド語のキーボードで、式に特殊文字を書き込む AltGr + C などのキーボード ショートカット キーを使用すると、期待どおりに動作しませんでした。
- プロジェクトの作成時に、「System.IO.IOException: Connection closed (接続が閉じられました)」というエラーが発生することがありました。
- コンパイルが常に有効化されている Windows ライブラリとクロスプラットフォーム ライブラリの [プロジェクト設定] ウィンドウに、アクティビティの数式のコンパイルを有効化または無効化する [アクティビティの数式をコンパイル] オプションが誤って表示されていました。
- 非公開のワークフロー ファイルを呼び出す非公開のワークフロー ファイルを含むライブラリをパブリッシュすると、コンパイル エラーが発生していました。
UiPath.RemoteDebugging.Agent.exe enable
コマンドを実行してリモート ロボットでリモート デバッグ セッションを開始すると、コマンドの確認メッセージに Studio でのリモート マシン接続の設定に必要なホスト名とポートが表示されませんでした。- v2021.10.4 の Studio で Robotic Enterprise Framework のテンプレートを開くと、エラーが発生していました。この問題は、すべてのオンライン フィードが無効化され、パッケージ フォルダーが削除された場合に発生していました。
- Orchestrator の接続に関する問題が原因で生成される REST API の例外に、ユーザーにとって分かりにくいエラー メッセージが表示されていました。
- Studio のインターフェイス言語をドイツ語に設定して [未使用の変数を削除] を選択すると、使用されている変数も削除されていました。
- ワークフロー内にスコープが異なる同じ名前の変数が 2 つある場合 (1 つは使用されており、もう 1 つは未使用) に [未使用の変数を削除] を選択すると、未使用の変数だけでなく使用されている変数も削除されていました。
- サロゲート ペアを含む式を編集すると、エラーが発生していました。
- Studio のインターフェイス言語をフランス語に設定すると、デザイナー パネルのコンテキスト メニューの [アクティビティを有効化] オプションのラベルに誤ったショートカット キー「(Ctrl + D)」が表示されていました。
- 現在のユーザーに
C:\Windows\Temp
フォルダーへのアクセス許可がないことが原因でインストールに失敗した場合に表示されるエラー メッセージに、エラーの原因が明確に記載されていませんでした。 - 入れ子にされた 2 つの [ウィンドウにアタッチ] アクティビティ内に配置されたアクティビティで [このアクティビティから実行] 機能を使用すると、予期しない動作が発生していました。
- ワークフロー アナライザーを Studio から実行した場合とコマンド ラインから実行した場合に、異なる結果が返されることがありました。
- オブジェクト リポジトリの要素を含むプロジェクトで Git Init (Git の初期化) を実行した後、ファイルの変更が Git で正しく認識されませんでした。
- 対応する project.json ファイルが存在しないワークフローを開くと (例: プロジェクト フォルダー内にない XAML ファイルをダブルクリックする)、新しく作成されたプロジェクトで使用される式の言語が常に C# に設定されていました。現在は、Studio の [デザイン] タブの [C# 言語を使用] オプションでプロジェクトの言語が決定されるようになりました。
- マルチノードの Orchestrator で既定の設定を使用して Unattended ロボット接続によるリモート デバッグを実行すると、失敗していました。
- デバッグの実行中に [コメント] アクティビティに配置されたブレークポイントに到達しても、実行が一時停止しませんでした。
既知の問題
ワークフローに [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティを追加し、オブジェクト リポジトリで作成した画面を使用すると、このアクティビティで使用されるアプリケーションの引数を編集できません。この問題を回避するには、アクティビティとオブジェクト リポジトリのリンクを解除して引数を編集した後、再度オブジェクト リポジトリに画面を追加してください。
アクティビティ パッケージのバージョン
以下のバージョンのアクティビティ パッケージが .msi インストーラーに含まれており、ローカル フィードから確認できます。
- アスタリスク (*) の付いたパッケージは、Studio で新しく作成されるプロジェクトに依存関係として既定で追加されます。
Activity Pack | Version |
---|---|
UiPath.UIAutomation.Activities* | v22.4.4 |
UiPath.System.Activities* | v22.4.1 |
UiPath.Web.Activities | v1.11.1 |
UiPath.Excel.Activities* | v2.12.3 |
UiPath.Mail.Activities* | v1.15.1 |
UiPath.Word.Activities | v1.10.1 |
UiPath.ComplexScenarios.Activities | v1.1.6 |
UiPath.Presentation.Activities | v1.3.3 |
UiPath.Testing.Activities* | v22.4.2 |
UiPath.MobileAutomation.Activities | v22.4.4 |
UiPath.Persistence.Activities | v1.3.4 |
UiPath.PDF.Activities | v3.6.0 |
UiPath.Terminal.Activities | v2.4.0 |
UiPath.Form.Activities | v1.9.6 |
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